よくあるしつもん
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『巨人のドシン1』 完成にあたってのご挨拶

ドシン
 私たちパーラムが3年間、心血を注いで制作して参りましたゲームソフト『巨人のドシン1』をようやく皆様のお手元にお届けすることが出来るようになりました。様々な形でご協力いただいた方々に御礼を申し上げます。ありがとうございました。
 さて、『巨人のドシン1』初お披露目大会は先だって開催されましたNINTENDOスペースワールド‘99、ランドネットディディ・ブースにおいて無事、終了することが出来ました。8つの試遊台には常に人の列が絶えず、一日に3ステージ行った「大画面による体験イベント」も全て盛況でした。特に小さな子供たちの食い入るような視線はとても嬉しいものでした。3日間、ドシンだけを遊びに来てくれる子もいました。私たちはプレイヤー像をあまり意識していなかったので、子供たちに受け入れられたということは、まったく嬉しい誤算でした。

 しかし、よくよく考えてみると「大きくなりたい」気持ちが切実なものとしてあるのは他ならぬ「小さな」子供たちの方ですし、自らのことを振り返ってみても「大きさ」への憧れは強かった様に思います。ですから誤算とは言いつつも、子供たちの反応は至極まっとうなものだったかもしれません。
海外プレスの反応も良く、これらは『巨人のドシン1』のインターフェイスのシンプルさに起因するものだと思います。このゲームは数字や文字を見なくても簡単に遊ぶことが出来るからです。以前、任天堂の宮本茂氏が「ゲームは世界の共通言語である」という旨の発言をされていましたが、その言葉の意味を実感することができました。そして、国籍のみならず、世代をも超える共通言語であることを再認識し、改めて、ゲームを制作することが出来る喜びをかみしめております。
ドシン

人間ちゃん
 この初お披露目大会では時間的な制約があり、ゲーム内容のほんのさわり部分しかご紹介することが出来ませんでした。この文書によって更に詳しいゲーム内容をご紹介させて頂きたいと思います。併せて『巨人のドシン1』をプレイして頂ければ、いっそうこのゲームにご興味をお持ちいただけると思います。
 よろしくお願いいたします。

飯田和敏(Param)
1999年10月吉日



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