よくあるしつもん
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ゲームの「おもしろさ」概要
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アゲ・サゲするのが「おもしろい」

さげる
 まず、ジャンル名として記載している「アゲ・サ・ゲーム南国風」ですが、これは冗談でも酔狂でもなく、このゲームの特徴を最も端的に表現しています。つまり、舞台となる南の島の地面を上げたり、下げたりして楽しむことが、このゲームの重要な要素だからです。様々な試行錯誤の結果、地面の上げ下げは、砂場遊びに近くもあり独特な触感を実現することが出来ました。この感覚は画面写真や文章では伝えることがとても困難です。それはつまりインタラクティブメディアの本質的な快楽をこのゲームが獲得することが出来たという自負でもあります。

 地面のアゲ・サゲの方法は2種類あります。直接地面を引っ張り上げたり、ジャンプしドシン自身の重みで下げていくという物理的な方法。それともう一つは、魔法のような力で地面のアゲ・サゲをする方法です。この時、ドシンはとても奇妙で愉快な動きをします。思わず真似をしてみたくなるキャッチーな動作です。
あげる さげる

大きくなるのが「おもしろい」

 ドシンは日の出と共に現れて、夕焼け空の中に消えていく、いわば太陽の化身のような存在です。ゲームの中の日照時間は現実の時間で30分です。プレイヤーはその限られた時間の中で、各自テーマを決めて行動することになります。せっかく「巨人」として現れるのですから、まずはどんどん大きくなってみましょう。最初に現れる巨人は意外に小さな巨人です。

 大きくなるには3種類の方法があります。

ハートをあつめる
「ハート」を集める

人間に好かれる行動をとると、彼らは「ハート」を巨人にあたえます。「ハート」が画面を一周すると大きくなることが出来ます。


ドクロをあつめる
「ドクロ」を集める

人間に嫌われる行動をとると、彼らは「ドクロ」を巨人にあたえます。「ドクロ」が画面を一周すると大きくなることが出来ます。


楽園のエネルギーを吸い取る
「楽園」のエネルギーを吸い取る

地面に木が密集している場所が「楽園」です。ここに佇んでいると、大きくなることが出来ます。その代わり、周囲の木が少なくなってしまいます。


 この3種類の方法で巨人はどんどん大きくなることが出来ます。大きくなると地面のアゲ・サゲがよりダイナミックに出来るようになります。また、当然ながら歩幅も増え、結果的に移動スピードが上がる為、快適に島の造形に励むことが出来ます。ただし、あまりにも大きくなり過ぎると人間を踏み潰してしまったり、建物を壊してしまうことがあるので注意が必要です。特に、集落の中心で転んでしまうと最悪です。


小さいものと戯れるのが「おもしろい」

バルド島
 舞台となる南の島は「バルド島」という名です。ゲームの中で解説をするキャラクターは「ソドル」という名です。
 さて、この島には4種類の人間が住んでいます。それは帽子と腰巻きの色で判別することが出来ます。人間は巨人に対して「木を持ってきてくれ」「地面を上げてくれ」「地面を下げてくれ」という要求を巨人にしてきます。その要求に応じることで人間は作業を開始し、やがて集落を形成します。集落の成長が最終段階をむかえると「モニュメント」の建設が始まります。「モニュメント」は巨石を積み上げた単純なものから、豪華な装飾が施された複雑なものまで全部で16種類あります。

 どの「モニュメント」が建設されるかは、集落に属している人間の色の組み合わせで決定されます。全ての「モニュメント」が建設されると、ゲームはストーリー的なエンディングをむかえることになります。
 人間たちは勝手にグループから外れたり、仕事を放棄して遊んだりしてしまうことがありますので、彼らをきちんと働く様に誘導することが、ゲームの攻略には必須です。
 また、巨人がうっかり踏んでしまった人間は蓮の花になります。これは次回のプレイ時に「木」になります。攻略に重きを置いた場合、このルールをうまく活用すると、スムーズにゲームを進行させることが出来ますが、そのような戦略的な人間数のコントロールを私たちは積極的に推奨するものではありません。人間には愛情を持って接して欲しいのです。
モニュメント


まとめ

巨人
 『巨人のドシン1』は以上の3つの「おもしろさ」が絡み合って、なんとも不思議でおもしろいゲームに仕上がりました。一言で説明するならば、「マリオ」の心地好い操作感(身体感覚)と「ポピュラス」の地形変化のダイナミズムを融合させたゲームです。更に以下の要素が加わり「おもしろさ」に拍車がかかっています。
 繰り返しになってしまいますが、このゲームの本当のおもしろさを言葉や画面写真だけで説明することは、非常に困難なことです。ぜひ、コントローラを握ってみて下さい。このような回りくどい文書は不要だったと思われることを、私たちは確信しています。単純明快で気持ちのいいゲームが『巨人のドシン1』なのです。


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